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劇場版考察3:アクティブ世界線について

劇場版では、岡部が途中でSG世界線からR世界線へと移動したわけですが、
『どうして岡部がRに移動したらアクティブな世界線がRに移動しないのか?』
という疑問もあるようなので今回はアクティブ世界線(以下A)について考察していきたいと思います。

『アクティブな世界線は常にひとつ』
これは原作からのアトラクタフィールド理論の中の定義のひとつです。
これにより、世界線が移動したら以前の世界線はOFFになり、新たな世界線が世界の在り方になります
これが複数である場合、世界は世界線理論から他世界解釈となってしまうので、絶対条件です。小説にあるような重複世界線も、あくまで可能性の範囲が重複している1つの世界線であって、2つがAになっているわけではありません。
ちなみに他世界解釈の場合以下のような不都合が起こります。

・他の世界線に移動しても移動前の世界線は書き換えられることは無く続いていく(つまり自分ひとりだけ不幸から逃げ出して、まゆりを助けたつもりで同じ顔した別の他人と平穏に暮らすが、自分以外は確定した不幸を味わうことから逃れられない)
・記憶は書き換わることは無い(その固体は岡部が移動する前から、更に言えば移動しなくてもその世界の記憶を持って生きてきた)

さて、Aが常に1つであるとして、『劇中で岡部がRに移動している間は、SG世界線からRへAが移ったことになるのではないか?』という疑問について考える前に、『どのような場合にAは移動するのか?』について明らかにしよう。
答えは簡単、『結果が変わった』から。ここでいう結果は、わかりやすく言えば過去とか未来という言葉に置き換えてもいいが、考察2で触れた『世界線における決定論部分』のことを指す。それに伴って、岡部のクオリア(簡単に言うと意識)は移動してきた。
そう、【結果の改変・A移動】 ⇒ 【岡部のクオリア移動】である。ここで重要なのがひとつ、【結果の改変・A移動】 ⇔ 【岡部のクオリア移動】ではないということ。
原作ゲームや本編では、岡部を主人公として岡部から見た視点を描いてきたから勘違いしやすいが、『世界線の移動に岡部がついていってる』だけであって、『岡部の行くところに世界がついていっているわけではない』ということである。
【岡部=観測者】であり、観測者は可能性の【選択者】ではない点に注意が必要である。量子論においても、観測者によって重なり合った可能性を1つに観測することは出来ても、自由にそれを選択することは出来ない。観測者が神の視点ならば、選択は神の力そのものであるといえる。

さて、話を戻すと、劇場版で岡部がRに移動する際に、結果の改変は起きていない。岡部だけが移動しても、世界線は変わらないのである。
世界線が変わらなければA世界線が移る事も無いので、SG世界線自体は何事もなく存在することが出来る
そして岡部は、AであるSGから単独で非AであるRへと移動したことになるのだが、そのことについてはまた次回もう少し詳しくおっていこうと思います。
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[ 2013/04/29 22:16 ] 劇場版(デジャヴ) | TB(0) | CM(1)

劇場版考察2:記憶改変による影響

今回の劇場版のラストで、紅莉栖がショタリンの記憶改変(植え付け)を行いました。岡部にとって忘れられない、凶真誕生の瞬間であり、まゆりを救った記憶思い出すと、ファーストキスの忘却されにくい記憶を連鎖的に思い出すようにして違いを実感させることにより、岡部を元に戻すことに成功したわけですが、普通にここで思うのが、
『過去の記憶を改変したからわずかでも世界線がずれてSGから外れちゃうでしょ?』ということ。
SGが1.048596ではなくて正確には前後数%までがSGですとか、1.0485960~1.0485969までなのでその範囲で移動しました、とか言われてしまったらそれまでだが、単独で不安定だからR世界線がらせん状に安定するように走行しているように言っていたのでそんなご都合主義は今回は除外で。

なぜ『記憶の改変は世界線移動にならないのか』を考える前に、まずし移転を逆にしてみてみましょう。つまり、『何をすれば世界線変動するのか』ということをはっきりさせる必要があります。
まず、これまでの経緯で世界線が移動する過去改変が行われた事象を簡単に復習しましょう。

・Dメールが送られたことによる行動の変化
・タイムマシンによる直接介入


ここで、タイムリープによって数値が変動したことが無いことを思い出してください。
タイムリープを行い、記憶の改変(追加)が行われて、岡部の思考が変化しても、数値上の世界線は移動はしませんでした。つまり、記憶(思考)の改変自体には変動のファクターにはなりえません。
Aが頭の中でBを憎んでBを殺しても、本当は殺したくないのに仕方なく殺しても、世界線的には同一であると判断されてしまいます。
アンダーリンの鈴羽も、頭の中でα鈴羽とγ鈴羽どちらの考えがあろうとも、それを表に出さずに同じ行動をしていれば、岡部にはわからず結果に影響を及ぼさないのもこの例にはいると思われます。

次に、行動変化について考えてみましょう。
Dメールを受け取った人間の行動の変化によって世界線はこれまで動かされてきました。しかし、タイムリープによる記憶情報の追加によっても行動は変化していますが世界線移動は起きていません
では本編で鈴羽が言うようにタイムリープではダメでDメールならOKなのか?しかしその鈴羽の発言には裏づけとなる根拠が足りません。現にDメールでも、ダルの雷ネット戦術変化という行動変化があったにもかかわらず世界線移動はしていません。つまり行動変化自体も、変動のファクターとはいえないのです。
ダルが真正面からフェイリスに挑むものの負けるのと、フェイリスの手札を知っていて裏をかくも実力不足で負けるのも同じです。

では変動したものとしなかったもの、何が違かったのか?
答えは『結果』です。
当たり前のことを言っているように聞こえますが、これが変化することが世界線変動のファクターです。
記憶(思考)変化→行動変化→結果の変化の有無につながるわけです。
更に言えば記憶(思考)の変化に至っては無くても行動の変化は起こり得ます。
アトラクタフィールド理論確率論の代表格である量子論の理論を内包しながらも、収束という確定論的な部分も内包しています。ここで行動は世界線内確率論の範囲結果確定論に相当します。
今でこそタイムリープ後の行動の変化はわずかな世界線の違いという解釈が多いですが、世界線内には一定範囲の確率的な振れ幅があり、その範囲の変化は同一のものとみなせるため、行動の変化が起こりえるのだと思われます。その行動が一定の振れ幅から外れたとき、結果が変化するものと思われます。

話が少しずれましたが、とりあえず記憶の改変単独では世界線は移動しないことは上記のとおりです。では本来の問題に戻ってみましょう。
ショタリン時点での記憶の変化はその後の行動にどう影響するのか?
まず本編では、エンジェルラダーの錯覚がまゆりを救うきっかけになりました。そして改変後では、紅莉栖の後押しがきっかけになりました。しかし、記憶(思考)に相当する部分は改変しましたが、まゆりを救うという行動・結果には影響はしませんでした
つまり確率的範囲内ということになり世界線の変動はしなかった、ということになりますが、ここでまとめてしまうと納得できない人が多いと思います。
岡部のまゆりに対する見方や、鳳凰院凶真の発祥(というか発症)の由来が変わって、現在の岡部の本質までもが変化してしまうのではないか?
ここで前回考察したRSの出番です。前回の結論として、

・世界線が変わると記憶が改変される
・デジャヴは他の世界線の記憶を受信する
・デジャヴの感受性には個人差がある。特に程度の強い現象をRSという


をあげたわけですが、まず今回は世界線の変動が無いので記憶改変自体は一切起こっていないと思われます。そして、デジャヴにより最も近い世界線(R世界線の岡部から見るとSG世界線)の記憶受信します。つまり、まゆりに対する思いや鳳凰院凶真の本質は本編を通ってきた岡部の記憶をベース紅莉栖の介入の記憶だけデジャヴで観測しただけの状態にあると思われます。
一応これでつじつまは合わせたと思いますが、まだまだ別の解釈も存在する余地がありそうな内容ですね。
[ 2013/04/29 21:41 ] 劇場版(デジャヴ) | TB(0) | CM(4)

劇場版考察1:リーディングシュタイナーとは何なのか?

今回、『RSとは何なのか?という問いに答えを出す』と公開前に言われていた以上、RSの正体をはっきりさせたいと思います。

劇中での紅莉栖の考察では、『デジャヴはRSの一種ではないか』とされています。
これで納得のいく方もいるかもしれません、が!生憎設定厨な私はそんなことでは納得いきませんので、もっと詳しく掘り下げてみましょう。
ここでの紅莉栖によるデジャヴの説明は、脳科学分野での解釈の1つである『短期記憶と長期記憶の重なり合いが原因』となっている。
簡単に説明すると、『今、私はこの風景を見ている(体験している)』と感じるよりも少し前に、その風景を見た(体験した)瞬間に、その風景(体験)自体が脳に記憶されていて、たった今見た(体験した)事象を既にある記憶から『過去に見た(体験した)』と錯覚することにより起こるもの、つまり脳に伝わる電気信号の時間的相違による混乱→記憶異常であるという解釈である。
そしてRSは、世界線移動やタイムリープによる時間移動によって生じる時間的相違による記憶異常と解釈できる、と紅莉栖は考察する。
デジャヴの原因自体がまだ証明されている段階ではなく、RSにいたってはファンタジーの設定であるため劇中の紅莉栖の言葉を作品内の科学として仮定しなければならないため、科学的にこれを証明することは出来ない。
なので少し視点を変えて、わかりやすい言葉でみてみよう。

デジャヴは、『他の世界線の記憶を、既視感として認識する』
RSは『前の世界線の記憶を継続する能力』
by岡部経験談
さてここでまずひとつ劇場版での矛盾が生じてくる。
劇場版では、本編の岡部主観では経験していない無限サイクリングと綯さん猟奇の記憶を見ている。これはつまり、継続しているはずの無い記憶を認識しているのである。
これはRSの能力が拡張されたのか?それともRSとは別にデジャヴがあって、その両方が発現するようになっているだけなのか?
それに答えを出す前に、ここでもう1つの、原作・本編のときから作中の世界の理論に矛盾した設定について触れていきたい。
その矛盾とはRSそのもの、つまり『世界線が変わると記憶は改変されるが、RSを持つ岡部は例外』という、主人公設定にしては都合がよすぎるけれども、渋々みんなが受け入れている矛盾である。作中何度も紅莉栖が触れているように、この矛盾は世界線理論を根底から覆してしまいかねない大きな問題だが、これを劇場版と組み合わせると、うまく矛盾を回避して1つにまとめることが出来るようになる。
つまり、『岡部も世界線変動により記憶は改変される』→『最も近い世界線の記憶をデジャヴによって受信する』というものである。ここでいう『最も近い』というのは、ダイバージェンスの数値ではなく、その世界線に変動するきっかけとなった世界線、つまり直前まで居た世界線となる(数値では近くても、そもそも世界線自体が2次元3次元のような平面や空間に数字ごとに順番に隣り合って存在しているとは限らない)
そこで更に『RSは程度の大小こそあるが誰にでも備わっている』という岡部の考察を借りると、『RSとしての感受性の高い岡部』は記憶の一部に留まらず、『直前の世界線1つ分全ての記憶をデジャヴとして受信』→『膨大な記憶の波に1度書き換えられた記憶がかき消される』→『間接的に直前の記憶を持った岡部』という流れが出来上がる。
つまりまとめると、
・世界線が変わると記憶が改変される
・デジャヴは他の世界線の記憶を受信する
・デジャヴの感受性には個人差がある。特に程度の強い現象をRSという


そして最後にこれは蛇足かもしれないが、岡部よりも程度が弱かったフェイリスは、秋葉幸高生存世界線で前の世界線の記憶の多くを受信しつつも、現在の世界線の記憶を洗い流すには至らず結果両方の記憶が混在するようになっていた。そのときのフェイリスの言葉に『何が夢で何が現実かわからなくなりそう』というものがある。
劇場版での岡部は他から世界線移動してきた直後などではないため、いつもに比べると比較的少量ずつの記憶を受信し続けている状態にあるため、完全に他の世界線の記憶に上書きされることも無く、記憶が混在状態にあり、フェイリスのように何が現実かわからない状態に陥り、それが長期間続いた結果があの状態なのではなかろうか?
[ 2013/04/29 21:31 ] 劇場版(デジャヴ) | TB(0) | CM(0)





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