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考察の墓場1:劇場版紅莉栖とショタリン

まずはじめに、【考察の墓場】は一度思いつきで考えてみたものの、その考察が完結できなかったもの、情報不足で進まないもの、完全に反証されたものを扱うカテゴリです。

今回の内容は、劇場版でショタリンを説得したシーンの紅莉栖について
ここで、紅莉栖の服装が変わることは、劇場版を見た方なら承知の事実かと思います。

正直なところ、私は演出の一部だと解釈していますが、もしもこれに無理やり意味をもたせるとしたらどうなるか?

まず、キーとなるのは2点あります。
1つめは、紅莉栖の背丈が通常衣装時はショタリンよりも高い(年齢の差によるもの)が、私服状態では背が縮んでいて、ショタリンと目線が同じくらいであるということ。
つまりこれは、ただ着替えただけではなく、子供の頃の紅莉栖本人という前提が必要である。
これによって考えられるのは、未来の紅莉栖が着替えて、別の理由や時間で跳んだ可能性を排除できる。

2つめは、冒頭の飛行機に乗っているシーンの少し前、眠りながらケータイで目が覚めるシーンで、ショタリンと私服紅莉栖がベンチで並んでいるシーンが挿入されること。
これもただの演出としたらその時点で試合終了。しかし眠りながらという状況下であることを考えると、夢で見たRSによるデジャヴ、もしくは実際にその過去の記憶が紅莉栖の記憶内に存在している可能性が考えられる。
前者の場合、他の世界線の過去でそれがあったのを受信した状態であり、後者はSG上で起きたものという違いは有りますが。
そして実際にそのシーンが過去にその時点で存在していなければ、その現象は起こりえない
もし、劇場版紅莉栖主観で数日後に過去に跳んだことにより作り出されたシーンであったと仮定するなら、RSは、まだ過去が作られる以前の状態からみると、過去が作り出された未来の時点での記憶(しかも数値的には同一世界線上)、つまり時間を更に1つ上の高次元から見た未来の記憶を予知できることになるわけですが。
※図を交えれば分かりやすいのですが今回は完結しない考察なので省かせて頂きます。

さて、何にせよ、幼少期の紅莉栖と岡部が出会っていたという事実を作らなければなりません。
あのベンチで話したという事実さえ過去に残せれば、それを利用して大人紅莉栖が状況再現することで、岡部がベンチで見知らぬ女性(紅莉栖)と話したという結果を変えずに介入できたことになるわけです。
ちなみに、話した内容が鳳凰院凶真の話である必要はないとは思います。
虚ろな顔の少女を見かけて、身の上話をしただけではないでしょうか。
そのため、両者とも記憶に残らず、記憶上では面識がなかったことになっているのだと思われます。

さて、問題はその事実作りです。
最初は、中鉢に嫌われたことで塞ぎこんでいる紅莉栖を岡部が見つけて身の上話をした線でいけるかと思い、確認してみました。
あの日は2005年の6月
紅莉栖は1992年7月25日生まれ。
つまりあの時点では12歳と11ヶ月です。
そして中鉢と決別したのは11歳の誕生日、つまり2003年7月
約2年弱の開きがあるわけです。
紅莉栖の性格が渡米後に完成したことを踏まえても、そんなに長い期間ふさぎ込むものでしょうか?
もちろん、決別のきっかけが11歳の誕生日で、完全に疎遠になるまで2年近くあり、数回接触している、というのも考えられますが。
そして渡米の正確な歳がわからない以上、まだ日本に留まっていても問題はないわけではありますが。

と、ここで今回の考察は進行が止まることになりました。
このままでもいいんですが、あまりに情報量がスカスカだったため、一応未完の部類にしておきます。
何か補足などありましたらお願いいたします。

ちなみに、フェノグラムで何か情報を得られないかと思いましたが、林さんシナリオではないので、公式監修だとしてもあくまであれは非公式として今回は扱います。
そもそもしょっぱなから年代設定ミスで、11年前の誕生日(つまり7歳)と表記されていたりしますしね(その後では直っている)。
ちなみにフェノグラム上では、幸高の資金打ち切り(経営難航・フェイリス誘拐事件・他世界における幸高死亡時期と同じタイミングだと思われる。つまり2000年)によって家族ごと青森に移住しているようです。
となると2005年で東京に居るのも不自然かなとは思いましたが、そもそも決別してるから中鉢の実家の青森に居る必要がないか。
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[ 2013/05/31 02:08 ] 考察の墓場 | TB(0) | CM(2)

討論2:SG線の過去に橋田鈴は存在できるか?(後半)

前半より

さて、ではどのケースを当てはめるべきか考える前に、少しおさらいをしましょう。
アトラクタフィールド理論によれば、世界は収束と拡散を繰り返す世界モデル(図1)であり、多世界解釈のような平行線(図2)ではないことは以前載せたとおりです。

world-line01

このアトラクタフィールド理論の解釈を真であると前提すると、作中の世界線の大まかな存在箇所は以下のようになります(2010年と2036年の位置は≒として今回は省略)

time-travel02

ここで、世界線XYZの時点でのダイバージェンス値は、X、Y、Zのいずれか1つが表示され、分岐点での分岐先はその数値と同じ世界線であると仮定します。
さて、ではここでXYZの鈴羽はどの記憶を持つ鈴羽なのでしょうか?

Case1&2の場合
分岐後のルートに限らず、X、Y、Zいずれかの記憶を持つ鈴羽が存在します
もしもZ以外の鈴羽が1975年に跳ばなければ、

time-travel03

となり、分岐前に死亡するので分岐後がどの世界であろうと問題はありません
つまり、α(Z)の記憶を持ったSG(X)の鈴羽が、SG上の過去(XYZ)に存在できる、というのが、Case2を支持していた私の考察上の話ですが、Case2の反証により生まれたCase3の場合はどうなるのでしょうか?

Case3&4の場合

分岐後のルートに沿った記憶の鈴羽が存在します。
つまり、α(Z)からSG上の過去(XYZ)に跳んだ場合、記憶はSG上のものに改変されるわけですが、その記憶が存在するためには、SGの未来(X)からXYZへ跳んだ事実も同時に発生しなくてはならないわけです。

time-travel04

さて、ここで仮にSG線上で過去に跳び、橋田鈴として存在しなければならない事態とはどういう状況が考えられるでしょうか?
またSERNが動き出して仕込が必要になった?第3次世界大戦が別の形で起きた?
Robotics;Notesの存在を考えて、2020年時点で八汐海翔が諦めたSG内の分岐ルートでプロジェクト・アトゥムが達成された?
とりあえず現時点では大まかに以下のような危険をSGは含んでいます。

time-travel05

しかし、例えアトゥム世界線で何らかの理由・目的が発生して1975年に鈴羽が跳んだとしても、その目的が達成されてRobotics;Notes TrueEND世界線にシフトしたら、またSGの過去に存在する理由を失ってしまう
time-travel06

何かをするには理由が存在し、実行に移すからには目的必ず付随するはずです。
そして目的を果たすと何かが変わり、理由がなくなる、そして新たな理由を作り出すとなると、また繰り返しになってしまいます。
というわけで、ここで発想を逆転させます。
この状況を回避するには、目的を達成しても理由は変わらず残る必要があります。つまり、何かを変えるような目的であってはならないことになります。となると目的は、何も変えないこと・この世界線を守ることであると思われます。
そして、理由は、タイムマシンを存在させないとこの世界線が変わってしまうから、といったところでしょうか。
今までとはまったく逆のパターンですね。

簡単な例を連想しながら挙げてみます。

岡部はタイムマシンの存在には反対です。
しかし、他の世界線のことを紅莉栖達に話すのは抵抗自体はあっても話してしまいます(2011年時点でもそうですね)。
岡部は、断片的に他の世界線のことを話してしまって混乱させてしまったことを後悔します。(後悔というほどではないにせよ、劇場版コインロッカー前で軽く反省しています)
しかし話してしまった記憶を消すことは出来ません。
となると、いっそ全て話して記憶を整理してもらえば混乱は少なくなります。
そして紅莉栖に自分の主観がたどった経路を整理して話して聞かせます
そこで他世界での橋田鈴の存在と大檜山ビルの存在の経緯を知り、パラドックスが起こるのではないかということを天才HENTAI少女は気付くでしょう。パラドックスなのか、他の事象に既に修復されているのかを確認するためにブラウンに聞いてみます。
するとブラウンから橋田鈴という人物から借りた(貰った)という話を聞きました
同姓同名の別人であることも考えられますし、現状では何もおきそうにないほどに平和です。
しかし300人委員会は変わらず存在するし、この前もリアルロボットバトルしていたようだ。
しかし今回はまだ未来からの情報や使者は来ていないので、情報はない。
しかし『過去に飛んだ』という結果が存在するかもしれない以上それに対する原因が未来で作り出されないといけなくなる。

time-travel07

そこで天才紅莉栖ちゃんは考えました。
そうだ!だったらこっちから原因を作ってやればいいんだ!
世界を変えるためではなく、この世界を存続させるために、因果律を守るために、『過去に干渉したという行動をなぞる』ことを目的としてタイムマシンを使えばいい。

time-travel08

実際にはもっと要所要所で橋田鈴が現れるようにタイムトラベルをする必要があります。ブラウンと知り合いで譲り渡したという経路さえ確保できれば、一緒に住んだりはしていなくてもいいので、本来の時代に帰って人生を過ごし、ちょうどいい年齢のときにまた一時的に戻ることを繰り返した後、2000年に死亡通知を送れば終了です。 (中鉢たちとの関係も別途考える必要は有りますが)
これなら目的を達成してもその世界の未来には同じことを繰り返す自然な流れが出来上がるため、理由は半永久的になくなることはないし、未来でもし何かが起こるとしても、少なくとも今現在より過去にあるタイムマシン干渉による痕跡には先に理由を付けてしまっている状態になるため、そこに割り込んでくるよりも、別のアプローチで干渉してくる方が自然になります。

time-travel09

今までタイムマシンは何かを変えようとすることで収束に阻まれたり、世界に翻弄されて岡部は苦しんできた。
でも今回は、世界のルールに従って、収束させるために使われる
事象をなぞり終えたらタイムマシンは破棄
これなら岡部もタイムマシンの利用を否定する理由はないはずです。
これが実現すれば、真の意味でのタイムマシンの平和的有効利用が世界線に受け入れられたことになるのではと思います。
これによりCase3の場合でも橋田鈴の存在は残せるかと思います。
[ 2013/05/23 22:46 ] 本編 | TB(0) | CM(0)

討論1:SG線の過去に橋田鈴は存在できるか?(前半)

長いので今回も前後編に分けます。

先日いくゆさんと論議した内容の一部を、見やすくまとめてみました。
他の内容についてはまた時間が有るときに後日のせたいと思います。

原文はこちら

前回の考察『SG線なのに大檜山ビルにラボがある理由』の中で、SGの過去に橋田鈴が存在する可能性を仮定しました。
さて、本当にそれは可能なのか?
それに対する反証材料として、
『タイムマシンを使うと世界線は完全に再構築され、記憶だけが0.337187の鈴羽に改変されるだけではなく存在や出来事も0.337187の鈴羽に改変されます。』
という指摘を頂きました。
さて、これはつまりどういうことなのか?
まず、タイムマシンにおける世界線変動の可能性を大きく4つに分けてみましょう。

time-travel01

上記の状況は、X世界線の未来の鈴羽が過去にタイムマシンでタイムトラベルし、Yの過去に到着後、Dメールなどで世界線がZに移動した状態です。

Case1
X鈴羽の存在自体が他の世界線移動し、存在できるケース。
しかしその場合、1つの世界線Yに、同時期同時刻に到着予定の複数の未来鈴羽X,A,B,C・・・・が存在できる可能性も否定できなくなる。未来鈴羽が重複してしまうのは流石に問題が多い。また、Xの世界線の固体のため、Y→Zへ改変されるときに改変の影響を受けなくなってしまう可能性も考えられるため、今のところ除外した方が良さそうです。

Case2
1との違いは、その存在自体がその世界線のものとして定義されているため、Case1のような未来鈴羽の重複問題は起きず(その世界線の鈴羽は常にその1人だけ)、その固体は『違う未来から飛んだ』という事実を前提に存在しているため、Yの鈴羽でありながらXの未来を知る鈴羽となる。
Zへと世界線が改変されたら、『XからYへ飛んだ』という事実から『XからZへ飛んだ』という事実に改変されるため、Zの鈴羽にはYへ飛んだという記憶はなく、始めからZへ飛んだ記憶に改変される。

ちなみに、アークライトのようなタイムマシンが2台の状況は、それぞれの未来鈴羽の目的や跳躍前の時刻が異なり、且つ跳躍後座標と時刻をわずかにずらせば、未来鈴羽重複とは前提条件が異なるので、Case1でなくてもどのケースでも作り出せる。簡単にあらわせば、3歳の自分が居る時代に10歳のときと20歳のときの両方の時間にタイムトラベルするようなもの。

これを前提に私は考察を立てましたが、ここで指摘されたのがCase3の存在です。

Case3
2との違いは、どの未来の記憶を持っているのか?ということ。
世界線変動による記憶改変が、タイムトラベル以前の記憶まで影響し、その世界線のものに改変されてしまっている可能性です。
確かに、鈴羽の発言は『タイムトラベル時に世界線がずれる』ことと、『元いた世界と数値が変わっている』ことしか発言はないので、以前の世界線の未来の記憶を維持しているとは断定できません
Yに飛んだXの鈴羽は、記憶改変によりYの未来を持つが、タイムトラベルした事実から『YではないXやZからきたはず』という推測を話せただけの可能性があります。
このCase3が真であるとすると、SG世界線へ分岐予定の状態の、分岐点以前のα・β・SG複合の過去へ飛んだα鈴羽は、SGの未来の記憶に改変されてしまい、存在理由自体に大きな齟齬が生じてしまうため、本編考察は成り立たない可能性が高くなってしまいます。
ちなみに、Case4はタイムマシンでは世界線は変わらず、その世界線の未来から直接現れることが定義されている場合です。これは鈴羽の『タイムトラベル時に世界線がずれる』発言とは矛盾しますが、アトラクタフィールド理論にはRSのような穴があるため完成された理論とは言えず、鈴羽の理解が間違っている可能性や、例外が存在する可能性もあります。
ちなみに劇場版のSGの未来からSGの2011に来た鈴羽は、Case3と4どちらでも実現は可能ですが、3の場合はSG以外から偶然SGに飛んで記憶改変という手間が必要になります。

これらのケースが必ず1つのみが真であるというよりも、前提条件によって2つのケースの片方が適応されるという場合も考えられます。しかし、その前提条件を憶測で設置するよりも、今回は1つのケースに絞って推論を立てていきましょう。

後半へ続く
[ 2013/05/21 23:38 ] 本編 | TB(0) | CM(0)

本編考察1:SG線なのに大檜山ビルにラボがある理由

SG線なのに大檜山ビルにラボがある理由

未来がジェット研究所は、ブラウン管工房のある大檜山ビルの2階に存在します。
そのビルのオーナーはブラウン店長こと天王寺 裕吾です。
そしてご存知の方も多いと思いますが、そのビルをブラウンに譲り渡したのは橋田鈴、つまり未来から来た鈴羽です。
橋田鈴は未来を知っていたため、大檜山ビルを買い取り、後にブラウン管工房を立てる予定の若きブラウンにタダ同然で譲り渡したのです。そしてIBNを柳林神社へ奉納(するように秋葉 幸高へ指示)し、そしてSERNへの直通回線も、監視のためだけにSERNが仕掛けたと考えると無駄すぎますし、後のタイムリープマシン構築のために橋田鈴が設置したと考えた方が自然ですかね。

さて、ここで皆さん疑問に思うかと思いますが、1975年から2000年まで鈴羽が生きたα世界線ならともかく、何故β、SGなどの世界線でも大檜山ビルはブラウンの元に存在しているのでしょうか?
βならば、アークライトで燃料切れで飛んだ鈴羽が1975年に偶然でた可能性もあります。
しかし、SGではどうでしょうか?今度は鈴羽頼りにすることもできそうにないですし、まったく無関係の第3者がかなりのお人よしでブラウンに渡して収束した?もしくはブラウンが弱気な第3者オーナー脅して乗っ取った?
最後のは結構ありえそうですが、実は少し視点を考えるとこういう見方も出来ます。

『αの橋田鈴が譲り渡した過去がSG上に存在する』
よくわからないと思うので、ここからは図を交えながら順を追って説明していきましょう。
まず、世界線自体は無数に流れている糸のようなものですが、それは必ずしも並行ではなく、無数に分岐と収束を繰り返しています。つまり、図2のような多世界解釈の世界図と異なり、図1のようにどこかで分岐点が存在するのです。
world-line01
さて、SGはどこで分岐したのか?答えは2010年7/28に、紅莉栖生存状態で岡部がDメールを送った瞬間(もしくは8/21に岡部が帰還した瞬間)です。つまり、それ以前では他の世界線の過去と同じである可能性が高いのです。
つまりこういうこと(図3)。
world-line02
しかしここで、2つの問題が発生します。
まず1つは、過去の時点でダイバージェンスメーターがどう表示されるのか?

仮定1:その時点で辿る事が確定している未来の世界線を基準に表示する。
仮定2:アンダーリンのようにα、β、SGの表記が混じった重複世界線として表示される。


仮定1には、更に2パターンの可能性があります。
まず1つ目は、数値が1%を超えていても、1975年の鈴羽には超えるべき数字の%の認識がずれている(2%超えることが目的に記憶が上書き、若しくはβ鈴羽が存在など)
2つ目の可能性は、1%越えの目的達成はしたけれど、今(1975年)の私(橋田鈴)が未来のためにこなすべき仕事は変わらないと考えた場合。ただしこの人生を全うして再び鈴羽が生まれる頃には平和な世界になっていることを確信できるためある意味幸せ。
これが一番可能性高い気もしますね。彼女にとって世界線が変わるその瞬間自体は未来なんですから。

そして仮定2ですが、これは表示される候補の世界線が多すぎて、それらのうちどれが対象になるのかが分からないため今回は除外します。

このダイバージェンスの問題はどれも想像でしかないので不本意ながら保留とするとして、重要なのは2つ目の問題です。
それは、多分この考察の最初の方でほとんどの人が考えたであろう問題。
『世界線(の可能性)が変わった時点で鈴羽が飛ぶ理由無くなるから過去に飛んだ鈴羽の存在自体がなくなるんじゃないか?』ということ。
さあ、今回の考察で本当に言いたかったのはこれですよこれ!
結論から言うと、『理由はなくならない』です。
例を挙げてみてみましょう。
まず、αの鈴羽が世界線をβに移動するために過去にとび、結果βになりました。そしてそのβ世界線上の鈴羽にはたしかに過去へ飛ぶ理由は存在しません、が、過去に現れた鈴羽はα出身の鈴羽です。
α世界線での出来事がその鈴羽にとってある以上、その鈴羽が現れた事実は存在し続けるのです。
まだ納得いかないですか?
では本編の中で考えてみましょう。
本編で鈴羽は0.000000%から各α世界線に来ました
0.337187に現れた鈴羽は、0.337187の未来から来たわけではなく、0.000000からきたわけです。
これはタイムマシンでタイムトラベルをするともと居た世界線からずれると鈴羽も言っているので問題はないはずです。
そして、0.409431に現れた鈴羽も0.000000の鈴羽で、0.456914に現れた鈴羽も、0.000000の鈴羽です。
これは、各世界線ごとに別の鈴羽がきているわけではなく、どの%に辿り着いたかという記憶が世界線改変時に改変されるからです。
もちろんもっと%が増えれば別の目的を持った別の%の鈴羽が現れると思いますが、近い場合は同じです。

さて、ここからいえるのは、例えタイムマシン開発をやめた世界であってもその世界の過去自体には結局0.000000の鈴羽が存在できるというわけです。0.456914でるか子(だが女だ)と結婚してひっそりと生きることを選択した世界でも、鈴羽自体は過去に飛んできているのです。
そして鈴羽に限らず、SGの世界はSG到達前の本編岡部β鈴羽のタイムマシンが確実にその世界に存在したという世界線外の介入の痕跡がなければ成り立たない世界である。
つまり、これらを応用すれば、過去に飛んで橋田鈴として活動する理由の無いSGでも、0.000000の鈴羽が存在できる証明にもなるわけです。

もしも上記の証明が真であるなら、大檜山ビルの存在も、オクテットでIBNが存在していたことも、劇場版でLHCへ送受信できる回線があったこともつじつまを合わせることが出来るのです。
[ 2013/05/11 01:08 ] 本編 | TB(0) | CM(14)

劇場版考察5:岡部が消えた理由について(後編)

前半より

さて、後半に入ります。後編も長丁場です。
前半で岡部のクオリアが移動することについて考察したわけですが、ではなぜ岡部の肉体までもが消えたのかについて進めていきたいと思います。
まず今回の考察を進めていく上で、本編にはない前提を2つ設定していく必要があります。

1、個人のクオリアは全世界線、全時間軸において同時に存在できるのはひとつである
2、哲学的ゾンビは存在できない


1については、本編で明言されていないけれども、時間遡行物では無くてはならない条件のひとつであるといえます。
まずクオリアについて、これまで分かりやすく便宜上、自己意識と定義してきましたが、実際には少し違います。分かりやすくまとめているサイトがあるのでこちらをご覧ください。

哲学的な何か、あと科学とか:クオリア

さて、この自己意識を仮にひとつと限定しなかった場合を考えてみましょう。
まず1つ目は、時間別に複数の自己意識が存在する場合
例えば、本編の道筋をたどった岡部のほかに、一番最初の0.000000%を生き抜いた岡部や、βでの執念さん、SG到達前に本編岡部が見守った、これから3週間を経験する予定の岡部などが、それぞれに自己意識を有していた場合にどうなるのか
分かりやすい例で言えば、βの未来からムービーメールを送った岡部(以下執念さん)にクオリアが存在した場合、執念さんにとっての世界線変動時期は、ムービーメールを送った瞬間、又は、執念さんが死亡後ダルがタイムマシンで鈴羽を送り出した瞬間(その世界線での干渉の最終点)であるため、RSにより執念さん視点では、執念を抱えたまま、本編岡部が体験したはずのSGでの平穏な記憶を持たずにいきなりSGに放り出されたことになります。これだけ見れば執念さんが辛い思いをすれば済むわけですが、それだけでは終わりません。そのSG線では本編岡部が2010年に居るため、その岡部は2025年又は2036年に執念さんの上書きによりクオリアの消滅が確定します。そして、他の岡部は執念さん以外にも無限に存在します。SGにたどり着く時間帯の岡部が限られるとしても、SGにたどり着く前の世界線では様々な時間の影響を受ける可能性があるわけで、クオリアが複数存在することでその危険性が高くなってしまうのです。

実際、上記の問題が発生していたとしても、単に岡部一人が突発的に記憶異常や錯乱を繰り返し意味不明な言動を行う精神異常者と思われるだけなので、はたから見れば今までどおりでしょうし、岡部自身の幸せをを切り捨てるのであれば大した問題ではありません(いや私情でみれば大した問題ですが)。

2つめは、世界線別に自己意識を持つ場合
つまり、世界線1つ1つの各意識は独立していて、他の世界線の自分はあくまで同じ分子配列の体をして、同じ性格・行動原理を持ってはいるものの、意識を持つ本人からすればあくまで他人であるという状態です。クローンをイメージすればわかりやすいと思います。
世界線がXからYに変わると、岡部Xの記憶が岡部クローンYに引き継がれます。アクティブ世界線の設定に沿えば、役目を終えた岡部Xは世界線Xごと消滅、その先どうなったかもわからず意識は殺されます。
そして岡部Yは、Xから貰った記憶を元に自分は岡部Xだと思い込み、次の世界線Zの岡部クローンZに記憶XYを送ることを目標に行動します。その瞬間が岡部Yの寿命であるとも知らずに。
まあ何を言いたいのかというと、これを認めてしまうと、実際は誰も救われていないという結論に達してしまうので、支持したくないということです。ええ、私情です。
上記の説明でもいまいち分かり難いという方は以下のサイトの、どこでもドアの思考実験を見てください。

哲学的な何か、あと科学とか:思考実験

のびたの葛藤に共感できれば上記の問題の重要さが理解できると思います。逆に、ドラえもんの主張を支持する場合には、自己意識は世界線別に存在しても何も問題はありません。

次に前提2に移ります。
『哲学的ゾンビは存在できない 』

まず、
哲学的ゾンビ?なにそれおいしいの?
と思う人が大半だと思います。
下記のサイトに分かりやすくまとめられています(今回こんなのばっか

哲学的な何か、あと科学とか:ゾンビ問題

読むのがめんどくさい!という人に一言で説明すると、意識・心・クオリア、どんな言葉で表してもいいですが、それらがない人のことを指します。普通の人となんら変わらない分子構造、身体機能、脳構造、記憶をもって、なんら変わらない会話、行動、生活を行っているのに、唯一、【心】がない存在、超高性能の人工知能を搭載した、有機物でできたアンドロイドとでもいいましょうか。

人は、心がなくても何不自由なく存在し、生活することが出来るのです、が、なぜ今回こんな前提を設置する必要があったのか?
それは前提1にあげたように、意識は同一人物間で常に1つでなければならない場合に、アクティブな世界線が移動したとき、他の世界線に意識が取り残されてしまっても哲学的ゾンビがいれば、ゾンビだらけの世界として成り立ってしまうわけです。
そしてそれを今回の劇中の状況に当てはめてみましょう。
岡部の意識がSGからRへと移動した瞬間、岡部の存在は存在しなかったことになりました。ではなぜ、そこに抜け殻ともいえる岡部が残らなかったのか?
つまり、心がRへ移動→心は複数存在できない→SGの岡部は哲学的ゾンビ→ゾンビは存在できない→消滅となるわけです。
そしてRの岡部視点で見ると、
岡部以外の心はSGにある→Rに心を持った固体は岡部しか居ない→ゾンビは存在できない→岡部以外消滅という、あの表札の無い、誰も居ない世界として映るわけです。

今回は仮説も含め、なかなかに証明の難しい上にとても長い考察になりましたが、いかがでしょうか?
正直こじつけ感は拭えないとは思いますが、今現在の私の頭で考えられるもので可能な限りつじつまが合うものとしてまとめさせていただきました。

最後に蛇足になりますが、この世界に岡部並みのRSを持った人物が現れなかった理由として1つの仮説を立てました。
岡部は本来RSを体験した段階で、現在の世界の違和感により初期の時点で世界に留まれなくなる可能性が高い状態になるはずが、偶然にも『Dメールによる過去干渉の影響』という自分自身を納得させるための解が身近にあったことにより、ぶれることなく存在することが出来ました、が、そのほかのRSもちの人が理由も分からず世界の違和感にさらされ続けたらどうなるか?劇中の岡部のように単独で他の世界線に迷い込むか、アクティブ世界線に留まれたとしても統合失調のような精神障害として、表舞台に立つことがないまま存在するだけになってしまうでしょう。
彼らこそが、真の意味での過去改変による隠れた被害者といえそうですね。

また、蛇足2として、エンジェルラダーでまゆりが消えそうだと岡部が感じたとき、おばあちゃんの死を現実のものとして認識できなかったまゆりが、現状の世界線の違和感を覚えてまさにこの世界線から消滅しかけたところを岡部が引き止めた、と思うのは少しロマンチックでしょうか。
[ 2013/05/06 04:09 ] 劇場版(デジャヴ) | TB(0) | CM(0)

劇場版考察4:岡部が消えた理由について

少し間が空きましたが劇場版考察4を始めていきたいと思います。
さて、間が空いた理由として、今回の考察がまだ自分の中で未完成な事があげられます。しかし、解決策を考え付くまで放っておいても仕方ないので、完成している部分だけでもまとめて、みなさんの意見や考えを待って、いずれは完成することを願って 、掲載することにしました。

さて、いつも以上に前置きが長くなりましたが、始めていきましょう。
今回のテーマは、『岡部が消えた理由』について。
これは長くなるため、前後に分けて考察していこうとおもいます。
劇中、岡部は様々な世界線の記憶に翻弄され、最終的に岡部単身でR世界線に移動します。さて、ここで明らかに今までと違うことがひとつ、記憶を受信している間、肉体ごと移動してしまっていることです。
劇中で岡部も最初は単なる白昼夢を疑っていました。そしてラボ襲撃時の記憶の時間経過の差(記憶前はラボ内に睡眠紅莉栖と岡部、BBQは中盤。記憶後はラボ内に起床紅莉栖、岡部、ダル、まゆり。BBQは終了)により、他の世界線を見ていた間の時間分経過していることを観測しました。そして無限サイクリング、猟奇綯さんの記憶時に、太陽の暑さや空気などの感覚から、今現在実際に体験しているものであること、移動の時間が長くなっていることを観測します。この時点で単なるデジャヴと少し異なってしまっているので、このままだと考察1が成り立ちませんね。
というわけで、ここでひとつ仮説を設定することでとりあえずの整合性をとろうと思います。
『今、居るべき世界線を決定するのは自分自身である』
意味深に書いてみましたが、哲学及び、多世界解釈分野の永遠の疑問である『今、この世界である理由を、私達は証明できない』に掛けてみました。つまり、記憶から形成される自己意識(クオリア)の潜在的な部分が感じている世界線をアクティブだと認識しているのだと思われます。
通常はアクティブ世界線が移るときに記憶が書き変わるため、皆はその書き変わった記憶をもとに、その世界がアクティブだと認識して留まります。RSを持つ岡部にしても、その世界線の記憶はなくても、連続した記憶を元に、移動後の世界であるという認識があるため、留まる事ができてました。しかし今回は、世界線の移動を感知できると思っている岡部が、世界線が移動したはずがないのに他の記憶を見てしまったため、世界線が移動してしまったんだと無意識に錯覚したことにより、岡部の潜在意識が他の世界線をアクティブだと認識して留まれなくなったものだと思われます。劇中の描写だけで言うと、最初のラジ館人工衛星は通常のデジャヴとして観測(肉体そのまま)し、それを引き金に世界線の移動を勘違いし始めたため、以降では肉体の移動を含めたブレが始まったのだと思われます。

後半へ続く
[ 2013/05/04 17:38 ] 劇場版(デジャヴ) | TB(0) | CM(0)





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